ふたば便り8月号「梅ぼしの実力」

  • 2019.08.01 Thursday
  • 17:23
 
7月は涼しい日が続き夏の暑さを忘れていましたが、梅雨が明けると突然真夏の気温になりました!

先日、当院のご近所にある自然食のお店「ポケットくらぶ」さんでオススメの梅ぼしを教えて頂き早速買ってみたところ、柔らかく塩分のしっかりきいた昔ながらの梅はとっても美味しかったです。この美味しい梅ぼしにはまってしまい、この夏は熱中症対策も兼ねて毎日欠かさず食べています♪
おにぎりやお茶漬けなど、日本人の食卓にはかかせない梅ぼしですが、疲労回復・食欲増進・肝機能を強化する・殺菌作用・食中毒予防などに効果があるといわれています。

2000年以上前の中国最古の薬物書【神農本草経】には梅の実を燻製にした「烏梅(うばい)」という漢方の効能について「肺の組織を引き締め、腸の働きを活発にし、胃を元気づけ、身体の中の虫を殺す」と書かれているそうです。(船井幸雄.com参照)
この烏梅は約1500年前、奈良時代の日本にも伝えられ、その効能は「インフルエンザを含む悪性流行疫病を治し咳・熱を止める」と言われていました。

医学書に梅が登場したのは平安時代です。日本最古の医学書【医心方】には「味は酸、平、無毒。気を下し、熱と煩もんを除き、心臓を鎮め、四肢身体の痛みや手足の麻痺なども治し、皮膚の荒れ、萎縮を治すのに用いられる。青黒い痣や悪質の病を除き、下痢を止め、口の渇きを止める」と記されています。

戦国時代には梅ぼし+玄米+氷砂糖を練り合わせた梅干丸という薬が活躍し、食あたりや水あたり予防や喉の渇きを潤すのに役立ちました。

江戸時代になると、ようやく庶民の食卓に登場するようになります。そしてこの頃、諸外国からの来訪者が増えたことで全国にコレラが大流行しました。このときに強い殺菌力がある梅ぼしと梅酢が大活躍し、コレラから多くの人を救うことができました。

近年の日本では梅ぼしはあまり食卓に上がらなくなっているそうですが、長い歴史の中で培われた経験がつまったとても優れた食材なので、食べないのはもったいないように思います。
ポケットくらぶさんの美味しい梅ぼしに出会い、我が家では梅ぼしを使ったレシピが増えましたよ♪
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